作品概要

愉快な家族》は、画家のヤン・ステーンによって制作された作品。制作年は1668年から1668年で、アムステルダム国立美術館に所蔵されている。

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絵の雰囲気は極めて明るい。一見、どこにでもある家の中での家族のワンシーンである。大人も子供も、めいめい存分に楽しんでいる様子が見て取れる。

だが、この絵は本当に、ただ平和な家族のワンシーンなのだろうか。

まず母親と祖母は、口を揃えてともに歌を歌っている。ある子供はテーブルの上に足を投げ出して楽器を吹いている。また別の子供は、窓の外から部屋を覗き込みながら、手に持ったラッパではなくパイプを吹いている。

また女の子は、弟にワインを飲ませているようである。祖父は酒の入ったグラスを持ち上げ、機嫌が良さそうな様子。その背後では父親が笛を吹いている。なお、この父親はヤン・ステーンの自画像と推測されている。

隠されたメッセージ

こうして全体を見てみると、幼い子供たちは、周りの大人たちにならって行動していることが分かる。このことはマントルピース上に「この父にして、この子あり」と記されていることからもうかがい知れる。

ヤン・ステーンは本作品の中で、まさに、この古いことわざを描きたかったのである。悪い習慣や行動はすぐに真似されてしまうものである、ということが良く理解できる作品だ。

彼の作品は、食卓を囲む家族や酒場に集まる人々など、日常のさりげないワンシーンを描いたものが多い。そして、その中に重要なメッセージが隠されていることがしばしばである。

本作の場合、床に転がった皿やフライパン、卵の殻、倒れた瓶などが、乱れた家庭のシンボルとして表現されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヤン・ステーン
  • 作品名愉快な家族
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1668年 - 1668年
  • 製作国不明
  • 所蔵アムステルダム国立美術館
  • 種類油彩
  • 高さ110.5cm
  • 横幅141cm
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