作品概要

バテシバ》は、画家のヤン・ステーンによって制作された作品。制作年は1670年から1675年で、ゲティセンター美術館に所蔵されている。

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《バテシバ》は、オランダの画家ヤン・ステーンにより制作された油彩画である。

図像

バテシバ(バト・シェバ)とは旧約聖書の中に出てくる女性のことである。バテシバは夫があったものの、水浴中に覗き見をしたイスラエル王ダビデに見初められ、自身の意思に反して関係を持ってしまうことが記述されている。

絵の中でバテシバは、まっすぐにこちらを見つめている。その足元では、侍女が彼女の足の爪の手入れを行っている。彼女に思いを寄せるダビデ王が、王宮に来るようにと召喚状を送ってきたためである。バテシバは既婚者であるものの、ダビデ王に対し断る術がないのである。

バテシバは、その苦しみとジレンマをテーマに、多くのアーティストによって描かれてきた。しかしヤン・ステーンは本作で、他の画家とは異なり、彼女を被害者としてではなく、ダビデ王を誘惑する女として描いているのが特徴的である。この作品を道徳的なものとして、人間の行動の愚かさを描きたかったのだろうと考えられている。

バテシバの女性像

絵の中ではバテシバのローブは乱れ、彼女の胸元と生足がのぞいてしまっている。右側に置かれた片方の靴は、猥褻さを表現していると考えられる。また、左側の噴水は、女性の命を産みだす力を表しているのである。

バテシバは深く物思いにふけっており、右手にダビデ王からの手紙を持っていることもすっかり忘れてしまっている様子である。また、足元にいる子犬にも、横から彼女の肩を掴んでいる老女にも、全く気付いていないようである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヤン・ステーン
  • 作品名バテシバ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1670年 - 1675年
  • 製作国不明
  • 所蔵ゲティセンター美術館
  • 種類油彩
  • 高さ57.5cm
  • 横幅44.5cm
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