作品概要

サテュロスと農民の家族》は、画家のヤン・ステーンによって制作された作品。制作年は1660年から1662年で、ゲティセンター美術館に所蔵されている。

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《サテュロスと農民の家族》は、オランダの画家ヤン・ステーンにより制作された油彩画である。

図像、描かれた人物

絵の中で農民の家族は、ダッチ式キッチン内で木製のテーブルを囲んでいる。室内に露出している垂木(屋根板を支える木材)や棚に置かれた家庭日用品の数々、修繕した跡がうかがえる床など、細部にわたってかなり細かく表現されていることがよく分かる。

中央に座っている男性はスープをふうふうと吹いて冷ましており、左側の女性は今まさに、その男性に食事を出そうとしているところである。絵の手前側、女性の左側に立つ小さな子供は、スプーンを高く持ち上げ、女性に食事を乞っているように見える。

男性の後ろには、大きな麦わら帽子をかぶった生き生きとした様子の若い女性と、老婦人が描かれている。テーブルの後ろの影となった部分には、帽子をかぶった怪しげな男が、スプーンを手にスープを飲みながらにやりと笑っているように見える。

牧神サテュロス

開いたドアの手前には、サテュロスが農民の家族を指差し、なにやら注意しているように見てとれる。サテュロスは座っている男性が、スープを冷ますためだけでなく、手を温めるために息を吹いているのだと気付いたのである。「一息でスープを冷まして同時に手を温めようとする男などは信用できない」と、このあとサテュロスはこの家族を追い払ってしまうという場面である。

ヤン・ステーンはイソップ寓話に由来するこのテーマを、自身の作品の中で何回も扱っている。実際1600年代、オランダ、ベルギー、およびフランスの画家たちの間で、これは人気のテーマの一つとなっていたのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヤン・ステーン
  • 作品名サテュロスと農民の家族
  • 分類絵画
  • 制作年1660年-1662年
  • 製作国不明
  • 所蔵ゲティセンター美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ50.8cm
  • 横幅46cm
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