作品概要

絵画教室》は、画家のヤン・ステーンによって描かれた作品。制作年は1665年から1665年で、ゲティセンター美術館に所蔵されている。

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『絵画教室』は、オランダの画家ヤン・ステーンにより制作された油彩画である。絵の中には、2人の生徒を教える男性教師が描かれている。生徒のうちひとりは若い少年で、もうひとりは洒落たドレスを着て着飾っているように見える若い女性である。机の上に置かれた男性の石膏裸像をどう描くかが、その日の課題のようであるが、アトリエ内にはそのほかにもいくつものの絵具や美術道具が散乱している。

石膏像のほかにテーブルの上に見てとれるのは、ペン、絵筆、木炭鉛筆、そして老いた男性の顔を描いた木版画である。少年の頭上に見える木製の棚に置かれているのは、画家の守り神とされる聖ルカの象徴である雄牛の石膏像で、その棚には他にも人物の頭部の石膏像と、人足の石膏像が掛けられている。一方で天井からは、まるまると太った男の子の石膏像が吊り下げられている。

この石膏像の背後にはタペストリーがかけられているが、このタペストリーはひだを寄せてたるんでおり、その隙間から、絵が立てかけてあるイーゼルと、壁に掛けられたバイオリンを垣間見ることができる。絵の中の最前面には紐で結ばれたアルバムと畳まれたカーペットとともに、広げられたキャンバスがチェストに立てかけて置いてある。

前面右側には月桂冠、頭蓋骨、ワイン、毛皮のマフ、本、リュート(当時のギターに似た弦楽器)、そしてパイプが、無造作に積まれているように見えるが、これらはオランダでは昔から「空虚さの象徴」とされてきたものたちなのである。これによりこの絵を鑑賞する者は、人生や名誉などの儚さについて考えさせられるのである。

基本情報・編集情報

  • 画家ヤン・ステーン
  • 作品名絵画教室
  • 制作年1665年-1665年
  • 製作国不明
  • 所蔵ゲティセンター美術館
  • 種類油彩
  • 高さ49.2cm
  • 横幅41.2cm
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