作品概要

ゴシック》は、画家のジャクソン・ポロックによって制作された作品。制作年は1944年から1944年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《ゴシック》は画家ジャクソン・ポロックの初期の作品であり、1944年に制作された。形象が残る抽象画である。

ニューヨーク派

この頃より、ポロックは「ドリッピング」を始め、キャンバス全体に顔料を振り落としている。この時期の作品は抽象表現主義(ニューヨーク派)であり、パブロ・ピカソの影響を受けシュルレアリスムにて作品の対象は変形して表現されている。

ニューヨーク派は、1940年代から50年代に掛けてニューヨーク周辺にて活躍した抽象表現主義の芸術家グループであった。また、初期の作品では、アメリカン・インディアンの砂絵やメキシコの壁画よりインスピレーションを受けているといわれる。

青の細部、3つの部分のある踊り手たち

作品では、青色を基調とした落ち着いた色遣いにて、ポロックの心的世界の動きが表現されている。合わせて、ポロックは作品に「青い細部(壁画)、3つの部分のある踊り手たち」と主題を明確にしている。

形象は見える形にて残されている。顔や手は支離滅裂に混在し、手足は揺らされ、突き出されている。両腕は水平に伸ばされ、片足は高く上げられているように見える。また、全ての形象には、黒色の輪郭線がアラベスク状に引かれている。輪郭線は律動的な曲線であり、これにより体の動きが強調されている。

ピカソの影響

ポロックは、美術評論家に対して、ニューヨーク近代美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて鑑賞したパブロ・ピカソの傑作《アヴィニョンの娘たち》(1907年)に基づいて制作したと説明している。構成においては、ピカソ作《三人の踊り子》(1925年)が原点になっている。また、美術批評家クレメント・グリンバーグが作品名を付けたといわれる。

現在、《ゴシック》はニューヨーク近代美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャクソン・ポロック
  • 作品名ゴシック
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1944年 - 1944年
  • 製作国不明
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館
  • 種類油彩
  • 高さ215.5cm
  • 横幅142.1cm
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