作品概要

戦争》は、画家のジャクソン・ポロックによって制作された作品。制作年は1947年から1947年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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《戦争》は抽象画家ジャクソン・ポロックにより1947年に制作された。

炎と破壊

作品は、インクと色鉛筆によるスケッチ画である。制作年は1947年と記されているが、1943年から1944年頃に描かれた素描が原案になっている。スケッチの一部は、パブロ・ピカソ作の銅版画《フランコの夢と嘘》と、ピカソを代表する作品《ゲルニカ》(共に1937年作)を描き写しているといわれる。

作品では、戦争の恐ろしい破壊行為である死刑執行が生々しく、すさまじく描かれている。人間とローマ教皇印がある勅書(教書)が、荒れ狂う炎の中へ投げ入れられている。炎は、人間を瓦礫になるまで焼き尽くしている。キャンバス右側には、フード付きマントを着た人物が、十字架にはりつけられている。

逸話

ピカソの作品に類似し、人物はシュルレアリスム(超現実主義)により表現されている。作品は物語から構成され、「恐ろしさ」が主題となっている。

ポロックは、スケッチの大部分を線描により塗りつぶしている。赤色、黄色の色鉛筆にて描かれた閃光は暗く、濃く際立ち、戦争の恐ろしさを強調している。また、ポロックのスケッチ画において、唯一、作品名が付けられた作品となる。

なお、ポロックは1938年にアルコール依存症の治療として入院し、翌1939年からユング派の医師より精神分析用ドローイングを受けていた。医師は、ポロックの描いたスケッチを用いて精神分析治療を行った。

現在、本作はメトロポリタン美術館(アメリカ・ニューヨーク州)にて展示されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャクソン・ポロック
  • 作品名戦争
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1947年 - 1947年
  • 製作国不明
  • 所蔵メトロポリタン美術館
  • 種類スケッチ
  • 高さ52.4cm
  • 横幅66cm
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