作品概要

風景の中の女》は、画家のウィレム・デ・クーニングによって描かれた作品。制作年は1966年で、東京国立近代美術館に所蔵されている。

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《風景の中の女》は、ウィレム・デ・クーニングによって1966年に制作されたもので、現在は東京国立近代美術館に所蔵されている。

アメリカの画家

高額な価値を付けられることが多いウィレム・デ・クーニングの作品の中でも、この作品はオークションで史上最高値350億円をつけた。

ウィレム・デ・クーニングは、ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコと肩を並べる抽象表現主義の画家であり、アメリカで活躍していた。生まれはオランダで、22歳の時にアメリカに密航した。

女性像

彼は女性をモチーフに描いた作品が非常に、代表作の多くも女性像である。また、60年代からは本来の女性をモチーフにした激しいタッチの中に、「風景」という要素を融合した作品を生み出し始め、近作品もそうした取り組みの中から生まれたものである。

風景と女性といったモチーフは古今の名画の系譜とも言え、ウィレム・デ・クーニングもまたその系譜をたどったとも言える。

逸話

インタビューにおいて、「私の絵画は多くが他者の絵画から来る」とウィレム・デ・クーニング自身が答えていることからも、ヴェネツィア派から始まりフランドル絵画までの多くの絵画からインスピレーションを得たことは明らかである。

ウィレム・デ・クーニングの女性像をモチーフにした50年代と60年代の作品間における大きな違いの一つは、描かれている女性の「唇」である。50年代の作品では女性の口は開けられ歯が見えているのに対して、60年代の女性は口を閉じ、唇のみが描かれている。

これは、60年代のウィレム・デ・クーニングの作品の本質が、より触覚的であることを暗に表している。

基本情報・編集情報

  • 画家ウィレム・デ・クーニング
  • 作品名風景の中の女
  • 制作年不明-1966年
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵東京国立近代美術館 (日本)
  • 種類油彩、カンヴァスに貼られた紙
  • 高さ80.5cm
  • 横幅50cm
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