作品概要

サッグ・ハーバー》は、画家のウィレム・デ・クーニングによって制作された作品。制作年は1965年から?で、リョービ・ファウンデーションに所蔵されている。

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《サッグ・ハーバー》は、ウィレム・デ・クーニングにより1965年に制作された抽象絵画である。

リゾート地の女性

サッグ・ハーバーはニューヨーク州はロングアイランド東部にあるリゾート地のことである。そこで遊んでいた「開放的で空っぽな」女性を描いた、と、デ・クーニング自身がインタビューで答えている。

人間の気持ちや衝動といった目に見えないものを、いかに描くか。1940年代後半から50年代半ばにかけて広がった、米国における抽象表現主義は、そんなテーマに取り組んだ美術の新しい流れだった。つまり、《サッグ・ハーバー》はデ・クーニングがアメリカに移り、そこでアメリカならではの陽気な女性像を目の当たりにした時の衝撃から生まれた作品と言える。

画家の実験

女性を意識した作品とは言え、その姿をそのまま描くわけではなく、対象に内在するみずみずしい若さや、健康的な美の印象についての自身の記憶を掘り起こしつつ、具象と抽象を行ったり来たりしながら完成させていったものである。そこには、具体的な若々しい快活な女性というモチーフをきっかけとした形をめぐる、デ・クーニングの画家としての実験が見て取れる。

彼の親しい友人は、彼が自身の作品のことを「どの作品も自分にとっては未完成」と話していた、と回想する。キャンパスよりも自由に描ける紙での作成をこよなく愛し、まだ見ぬ手法を探し続けた画家らしいエピソードである。

コラージュの実験

特にこの作品のタッチに関して言うべきことは、この時期、デ・クーニングが多くのコラージュの実験を行っていたことである。《サッグ・ハーバー》にはマスキングテープが貼りつけられたままであり、実際にコラージュは彼が好んで用いた技法である。

初期作品から、多くの作品に見られるコラージュの重要性について、これまでに既に多くの研究者が指摘している。

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基本情報・編集情報

  • 画家ウィレム・デ・クーニング
  • 作品名サッグ・ハーバー
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1965年 - 不明
  • 製作国アメリカ
  • 所蔵リョービ・ファウンデーション (アメリカ)
  • 種類油彩・板に貼られた新聞紙・マスキングテープ
  • 高さ不明
  • 横幅不明
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