作品概要

サンタドレスの庭園》は、画家のクロード・モネによって描かれた作品。制作年は1867年から1867年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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サンタドレスでの制作

モネは1867年夏、フランス、ルーアーブル近郊にあるサンタドレスという海辺の観光都市で過ごしている。この作品は、その時描かれたものである。

遠くにはきらめく海や地平線上のオンフルールが描かれ、近景に裕福な家庭の様子を純粋色を多用して表現されている。

モデル・家族

本作品のモデルはモネの家族。椅子に座るモネの父親アドルフが描かれている。傍らにはモネの伯母ソフィー・ルカドルが日傘とともに椅子に座っている。海を見渡すフェンスの側には、モネの従姉妹ジャンヌ・マルグリット・ルカドルが描かれている。

一見、裕福な家庭の穏やかな生活のワンシーンといった印象であるが、実際のところそうではなかった。この夏、モネと彼の父親の間にはある問題が横たわっており、その関係は緊張に満ちたものであった。将来モネの妻となるカミーユとの交際を、父親をはじめとする家族が反対していたからである。

日本の版画の影響

彼の友人である画家のルノワールは、この絵を「日本の絵」と称した。またモネ自身は、彼の手紙の中で「国旗がある中国の絵」と表現している。

当時、本作のように、水平にはっきりと分割された色の構成は、洗練された日本の錦絵版画の象徴とされていたからだ。日本の版画は、モネ、マネ、ルノワール、ホイッスラーといった当時のフランスの名だたる画家たちに人気の的であり、彼らは競うようにそれらの版画を収集していた。

本作は、葛飾北斎の作品「五百らかん寺さゞゐどう(1830年)」に影響を受けたものだと言われている。なお「五百らかん寺さゞゐどう」は、現在、ジヴェルニーにあるモネの家博物館に所持されている。

基本情報・編集情報

  • 画家クロード・モネ
  • 作品名サンタドレスの庭園
  • 制作年1867年-1867年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類不明
  • 高さ98.1cm
  • 横幅129.9cm
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