作品概要

ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像》は、画家のアルブレヒト・デューラーによって描かれた作品。制作年は1516年で、ゲルマン国立博物館に所蔵されている。

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この肖像画はアルブレヒト・デューラーによって描かれた。すでにこの当時非常な名声を得ていたデューラーが、彼に絵画を教えた師であるニュルンベルクの画家ミヒャエル・ヴォルゲムートの顔を写したものである。

右上の銘文には次のようにある。「これは彼の師ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像で、1516にアルブレヒト・デューラーによって描かれた」。さらに後年デューラーは上記の銘文に書き加えている。「そして彼は82歳で、1519年の聖アンデレの日の日の出前にこの世を去るまで長らえた」。

この文からは、肖像画制作の時に82歳であったのか、あるいは死去した時に82歳だったのかは不明瞭である。

ミヒャエル・ヴォルゲムート(1434または37年-1519年)は当時のドイツにおいて最も大きな芸術家工房の一つを率いる画家であった。デューラーは徒弟時代(ドイツにおいて画家を含む職人は徒弟、職人、親方=工房主というキャリア段階を踏む)の1486年から1489年までその工房で修行をしていたので、ヴォルゲムートは弟子の急速な出世を誇りに思っただろう。

デューラーによる肖像画では焦点が頭部の描写に絞られ、背景は抽象的なモスグリーンに塗られている。ヴォルゲムートの老人としての特徴は隠し立てされずに克明に描写されている。それは例えば落ちくぼんだ目、やせこけた頬、首の周りのたるんだ皮膚などである。彼は毛皮の縁取りのついた上着とシンプルな帽子かヘッドスカーフを身に着けている。この帽子(またはスカーフ)はおそらく彼が工房の作業場で制作で出る塵やごみを防ぐために被っていたものだろう。

彼の目は依然炯炯としていて、考え深げな様子をしている。デューラーは師を哀れな老人としてではなく、老年になってなお不屈の精神を持った人物として描いたのである。

基本情報・編集情報

  • 画家アルブレヒト・デューラー
  • 作品名ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像
  • 制作年不明-1516年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ゲルマン国立博物館 (ドイツ)
  • 種類板、テンペラ・油彩
  • 高さ29cm
  • 横幅27cm
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