作品概要

三位一体》は、画家のアルブレヒト・デューラーによって描かれた作品。制作年は1508?年から1511年で、美術史美術館に所蔵されている。

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この絵はニュルンベルクの裕福な市民マテウス・ランダウアーによって、彼が創立した貧しい職人たちのための施療院「十二兄弟の家」の礼拝堂のために制作された。そのため『ランダウアー祭壇画』とも呼ばれる。

油彩画の中央上部には三位一体が描かれる。上から鳩の姿をした聖霊、皇帝の姿をした父なる神、そして父に支えられて十字架に架かる子なるキリストである。キリスト教ではこれら3つの位格(ペルソナ)が唯一かつ一体である神の3つの面であると考えられた。この三位一体の神の周りには天使の群があり、その右下には旧約聖書の人物たち、左下にはキリスト教の聖人たちがいる。

画面の下部には上部の人々より大きく現実世界の人々が描かれている。彼らのうち最も手前にいるのが三重冠をかぶったローマ教皇と金の冠をかぶった神聖ローマ皇帝である。注文者のマテウス・ランダウアーは白髪交じりの髪をしていて、左で一群の中に迎えられているところである。

最下部の風景は遠くまで広がっている。そこにはただ一人だけ人物が描かれている。作者デューラーである。彼は「聖母(のキリスト出産)の1511年後にニュルンベルクのアルブレヒト・デューラーがこれを制作した」と書かれたパネルに手を置いている。

この祭壇画においてデューラーは絵を制作しただけでなくそれを縁取る枠のデザインをも行った。1508年に制作された枠と絵の習作素描によって、絵と枠がセットで入念にデザインされたことが理解できる。この枠は現在でもニュルンベルクのゲルマン国立博物館に保存されているが、残念ながら絵と枠は長い間別々になったままで、ウィーンの絵に付属している枠はオリジナルの枠の忠実なレプリカである。枠は彫刻と彩色が施されていて、上部には最後の審判が、下部には寄進したランダウアーと制作したデューラーの名が記されている。

基本情報・編集情報

  • 画家アルブレヒト・デューラー
  • 作品名三位一体
  • 制作年1508?年-1511年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵美術史美術館 (オーストリア)
  • 種類板、油彩
  • 高さ145cm
  • 横幅123.4cm
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