作品概要

東方三博士の礼拝》は、画家のアルブレヒト・デューラーによって描かれた作品。制作年は1504年で、ウフィッツィ美術館に所蔵されている。

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ザクセン選帝侯フリードリヒ賢公はヴィッテンベルクの自らの城の付属礼拝堂のために1504年にこの絵を注文した。

ここにはキリストが生まれてすぐ、当方からお告げの星に導かれて3人の王(または博士)がやってきてキリストに贈り物を捧げ、礼拝したというエピソードが描かれている。伝統的に3人の王たちはそれぞれ年老いた白人、中年のアジア人(当時のアジア人とは中近東の人々を指す)、若年の黒人として描かれ、それによってあらゆる年齢、あらゆる人種にキリストの教えが広まることを示す。

デューラーもその伝統に倣ってこの絵を描いているが、そのうち中年の王には彼の自画像との類似が認められる。左には聖母マリアがキリストを膝に抱き、青い服と白いベールをかぶって座っている。彼女は息子を老人の王に差し出していて、王は反対に贈り物を幼子キリストに献上しているところである。これらの人物たちのほとんど動きのない構成は舞台上の出来事のような感じを抱かせる。

3人の王が身につける服、宝石で飾られた装身具や彼らが携える贈り物の小箱の素晴らしい描写は、デューラーが金細工師としてのキャリアをも積んでいたことを示している。実際彼の父はニュルンベルクで金細工師の親方として活動しており、幼少のデューラーも父について学習していたと彼自ら証言している。また、建造物の正確な描写は遠近法、動植物の豊かな描写は自然の熱心な研究の成果である。

ヴィッテンベルクの宮殿付属教会にあったこの絵を後代のザクセン選帝侯が1603年に神聖ローマ皇帝ルドルフ2世に献上した。さらにその後、フラ・バルトロメオによる『キリストの神殿奉献』とこの絵がフィレンツェのウフィッツィ美術館との間で交換され、今に至っている。

基本情報・編集情報

  • 画家アルブレヒト・デューラー
  • 作品名東方三博士の礼拝
  • 制作年不明-1504年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ウフィッツィ美術館 (イタリア)
  • 種類板、油彩
  • 高さ100cm
  • 横幅114cm
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