作品概要

パルナッソス》は、画家のラファエロ・サンティによって制作された作品。制作年は1511年から1511年で、ヴァチカン宮殿に所蔵されている。

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ラファエロの間の作品

《パルナッソス》は、盛期ルネサンスのイタリアの画家ラファエロ作のフレスコ画である。本作品は、ヴァチカン宮殿のラファエロの間にあり、教皇ユリウス2世の依頼で描かれたものだ。おそらく《聖体の論議》制作後で、《アテナイの学堂》制作前の1511年頃、「署名の間」の2番目の壁に描かれた。

前述の2作品は、「署名の間」にある他の壁で見ることができる。

詩作の分野

部屋全体は、人間の学問の4分野を表している。哲学、宗教、詩作、法律の分野で、本作品は詩作に含まれる。本作品は、アポロが住む神話上の山パルナッソスを表現している。

中央で、アポロは楽器(古代ギリシアのリラというより、その当時に存在したリラ・ダ・ブラッチョ)を演奏しており、その周りには9人の女神、古代の9人の詩人、当代の9人の詩人が集まっている。アポロは、叙事詩の女神カリオペーと共に詩人たちに創作意欲をもたせたのだ。

主題

ラファエロは、ホメーロス(中央左寄りにいる紺青服の男性)を描くために、1506年に発掘され、ヴァチカン宮殿にある古代ギリシアの彫像「ラオコーン像」からラオコーンの顔を利用し、苦痛というよりは盲目である様子を描き出した。女性2人は、エウテルペーとサッポーであり、ミケランジェロの《アダムの創造》を彷彿させると言われている。

ちなみにサッポーの名は、本人が持っている巻き物から名づけられている。サッポーは、女性で唯一描かれた詩人で、おそらく、女神と混同しないよう誰であるかを明確にされているのだろう。またサッポーは、フレスコ画のスケッチから描き起こして作られたマルカントニオ・ライモンディの版画には登場しない、後で追加された人物である。

本作品の下にある窓によって、ヴァティカヌスの丘の景色が枠に収められ、アポロに捧げられると思われている。ビオンド、ヴェージョ、アルベルティーニといったような人文主義者が、ヴァチカンの古代の太陽神を引き合いに出すのだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラファエロ・サンティ
  • 作品名パルナッソス
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1511年 - 1511年
  • 製作国不明
  • 所蔵ヴァチカン宮殿 (ヴァチカン市国)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ不明
  • 横幅670cm
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