作品概要

神殿から放逐されるヘリオドロス》は、画家のラファエロ・サンティによって制作された作品。制作年は1511年から1512年で、ヴァチカン宮殿(ヴァチカン市国)に所蔵されている。

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ヘリオドロスの間の作品

《神殿から放逐されるヘリオドロス》は、ルネサンス期のイタリアの画家ラファエロ作のフレスコ画である。現在、ヴァチカン宮殿内でラファエロの間として有名な部屋を、フレスコ画で飾るよう依頼を受けたラファエロが、1511~1512年に手がけた作品である。

本作品の名前にちなんで名づけられた「ヘリオドロスの間」で見られる。

主題

本作品は、マカバイ記(第3章21節〜28節)の中の物語を描いている。ヘリオドロスは、エルサレム神殿に保管されている財宝を奪うよう、シリア王のセレウコス4世フィロパトルに命じられた。神は、大祭司オニアスの祈りに応え、ヘリオドロスを追い出すべく、騎士と騎士を援護する2人の青年を送り込んだ。

左側では、ラファエロのパトロンであるユリウス2世が、御輿からその現場を目撃している。お金は寡婦や孤児たちのために置いていかれたが、祭司はどこか見つめて祈っているばかり。そして神は、神殿からヘリオドロスを追い出そうと騎士を送り込んだ。

構図

本作品の構図は2つに分けられており、中央には祈っている祭司と、ユリウス2世によく似た祭司がいる。右側には、ヘリオドロスと戦っている騎士がいる。中央にいる祭司が祈る燭台からは、燭台が紀元前に置かれたもので真正であることが分かる。左側には、寡婦と孤児たちが1箇所に集まっており、ユリウス2世は、事件を目の当たりにしつつも玉座へ運ばれている。

本作品の教訓は「教会から盗んではならない」ということである。本作品に描かれている丸天井は、《アテナイの学堂》よりずっと豪華、かつ、きらびやかで、高価な装飾が施されているが、建物の構造はアテナイの学堂と比較できない。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラファエロ・サンティ
  • 作品名神殿から放逐されるヘリオドロス
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1511年 - 1512年
  • 製作国不明
  • 所蔵ヴァチカン宮殿(ヴァチカン市国)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ不明
  • 横幅750cm
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