作品概要

聖体の論議》は、画家のラファエロ・サンティによって制作された作品。制作年は1509年から1510年で、ヴァチカン宮殿(ヴァチカン市国)に所蔵されている。

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《聖体の論議》、別名「秘跡の論議」は、ルネサンス期のイタリアの画家ラファエロ作の作品である。現在、ヴァチカン宮殿内でラファエロの間として有名な部屋を、フレスコ画で飾るよう依頼を受けたラファエロが最初に手がけた1509~1510年の作品である。当時、この部屋は、署名の間として知られ、さらに教皇庁の最高裁判所が開かれたローマ教皇の書斎でもあった。

本作品において、ラファエロは、天界と地上の両方に及ぶ一場面を創り出している。上のほうには、光輪を背にするキリストと、その両隣に聖母マリアと洗礼者ヨハネがいる。その両脇には、アダム、ヤコブ、モーセといったような様々な他の聖書の人物たちがいる。父なる神は、キリストの上に鎮座し、黄金に輝く天界の光を制御している姿が描かれている。そして、キリストの足元には聖霊がある。聖霊と向かい合っているのは、プットによって開かれた福音書だ。地上では、祭壇に聖体顕示台が置いてある。

祭壇の両側には、聖変化を議論する神学者たちが描かれている。キリストの肉体、血、魂、神性は聖体であるのだが、そのことについて教会の代表者たちは話し合っているのだ。代表者たちの中には、祭壇の左側に腰掛ける教皇グレゴリウス1世とヒエロニムス、そして、祭壇の右側に腰掛けるアウグスティヌスとアンブロジウスといった4人の古代の教会博士がいる。他には、教皇ユリウス2世、教皇シクストゥス4世、サヴォナローラ、ダンテ・アリギエーリもいる。

本作品の下のほうにいる金色の服を着た教皇が教皇シクストゥス4世だ。そのすぐ右隣りにいるのがダンテで、赤い服を身にまとい、月桂冠(詩人としての偉大さの象徴)を得意気にかぶっている。左下隅で、本を片手に手すりに寄りかかっている禿頭の人物は、ラファエロの恩師であり、ルネサンス期の建築家ブラマンテである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラファエロ・サンティ
  • 作品名聖体の論議
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1509年 - 1510年
  • 製作国不明
  • 所蔵ヴァチカン宮殿(ヴァチカン市国)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ500cm
  • 横幅770cm
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