作品概要

キリストの復活》は、画家のラファエロ・サンティによって制作された作品。制作年は1499年から1502年で、サンパウロ美術館に所蔵されている。

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《キリストの復活》は、この作品の以前の所有者であるロード・キネアードにちなんで《キネアードの復活》とも呼ばれており、盛期ルネサンスのイタリアの巨匠ラファエロ作の油彩板絵である。最初期のラファエロ作品で有名なものの1つで、1499から1502年にかけて制作された。

本作品は記録上、ラファエロが最初に依頼を受けた『バロンチの祭壇画』の残りの作品の1つであるかもしれないと言われている(バロンチの祭壇画は、1789年の地震によってひどく損傷しており、今日その断片はヨーロッパを渡って数々の美術館で発見されている)。けれども、おそらくどこかのプレデッラ(祭壇画最下部の飾り絵)の一部だろう。『キリストの復活』はサンパウロ美術館に所蔵されている。

ラファエロ持ち前の理性的な構成方法で最初に残されたのが本作品である。その構成方法が、師であるピエトロ・ペルジーノの上品で詩的な表現法と相対しているのは一目瞭然だった。場面の全要素を結びつけ、不思議な躍動感を絵に与えるという複雑かつ観念的な構成によって非常に理性的な手法を制御し、さらに独特な「演出」で絵の中の人物たちを皆、主役へと変貌させたのだ。本作品は、空間的なつくりをしているが、動きの癖にピントゥリッキオやメロッツォ・ダ・フォルリからの耽美的な影響がみられ、16世紀フィレンツェの芸術環境に対するラファエロの見聞がうかがえる。

1954年、サンパウロ美術館にこの作品は収蔵された。作品の成り立ちについて実在する2つの事前調査に基づき、ピエトロ・マリア・バルディ前館長が責任を持って、ラファエロ作品の主要部分として加えた。だが、作者について激しい議論が巻き起こった。近頃、ラファエロとの関連は、概ね満場一致で専門家たちに認められている。現在のところ、南半球で保管されている唯一のラファエロ作品である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラファエロ・サンティ
  • 作品名キリストの復活
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1499年 - 1502年
  • 製作国不明
  • 所蔵サンパウロ美術館
  • 種類油彩板絵
  • 高さ52cm
  • 横幅44cm
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