作品概要

ブローチ エヴァ・ムドッチ》は、画家のエドヴァルド・ムンクによって制作された作品。制作年は1903年から1903年で、オスロ国立美術館に所蔵されている。

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《ブローチ エヴァ・ムドッチ》は1903年に制作された。作品は、リトグラフ(石板)である。

作品の特徴と技法

ムンクは1890年頃から版画の制作を始めた。複数のリトグラフ技術を併用し、緩やかな波線による表現がムンクの特徴である。1902年以降はリトグラフの描画材として紙を使用していたが、作品は例外であり、リトクレヨン、解き墨、スクレイパーなどを用いて石板に直接、描画している。

作品では、ムンクの恋人エヴァ・ムドッチ(Eva Mudocci)の上半身がローアングルで描かれている。緩くウェーブがかかった黒髪であり、顔回りを包み込み、胸元まで流れるように垂らしている。視線は左下に向けられ、物思いにふけた表情である。

キャンバスの中心にブローチが描かれ、絶妙な均衡が取れた構成となっている。ムンクは、色彩を抑え、白黒に限定することにより、ムドッチの色気や魅力が引き立てて表現している。ムンクの作品において、最も美しく、評価の高い女性画といわれる。

ムドッチとの出会いと制作された作品

ムドッチはイギリスの有名なヴァイオリニストであり、画家ベラ・エドワード(Bella Edwards)と共にノルウェーを含むヨーロッパ各国にて公演を行っていた。ムンクとは1902年に出会った。当初、ムンクとムドッチは恋人関係であったが、時間が経つにつれて親友関係となった。また、《マドンナ》(全5点、1894年作ムンク美術館蔵など)にて描かれている女性は、《ブローチ エヴァ・ムドッチ》のムドッチと非常に似ている。ムンク自身も作品を《リトグラフのマドンナ》《ブローチを付けたマドンナ》と関連付けていたといわれる。

現在

現在、《ブローチ エヴァ・ムドッチ》はオスロ国立美術館(ノルウェー・オスロ)にて展示されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドヴァルド・ムンク
  • 作品名ブローチ エヴァ・ムドッチ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1903年 - 1903年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵オスロ国立美術館 (ノルウェー)
  • 種類リトグラフ
  • 高さ60.5cm
  • 横幅47.4cm
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