作品概要

》は、画家のエドヴァルド・ムンクによって制作された作品。制作年は1894年から1894年で、オスロ国立美術館に所蔵されている。

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主に1890年代に制作された《叫び》、《接吻》、《吸血鬼》、《マドンナ》、《灰》などの作品は「生命のフリーズ」と称され、作品の主題は「愛」と「死」、愛と死がもたらす「不安」である。「生命のフリーズ」は、オースゴールストラン(ノルウェー)の曲線を描く海岸線や特徴的な風景にインスパイアされたといわれる。

心理的背景

作品では、男女の関係について描かれている。ムンクは、個人的な経験と女性の典型的性質に基づき、男性の弱さと失敗や未練、女性の強さと権力や征服を表現している。男女の関係を主題とした作品において、最も悲観的な作品の一つであるといわれる。

構図と技法

リトグラフ版《灰》では、「愛は灰の山と化して地球上に存在しているようだ」と記されている。キャンバスの中心には、白色のワンピースを着た女性が正面を向いて佇んでいる。女性の目は見開かれ、赤髪は乱れ、白いワンピースの胸元は開いている。両手で頭を抱え、絶望や落胆しているように見える。合わせて、女性の仕草は、権力や征服を象徴している。

キャンバスの左下には、男性が描かれている。男性は女性に背を向け、座っている。手で頭を抱え込み、下を向いている。意気消沈して、内に引きこもっているように見える。男女の様子より、二人の間に何か起こったと解釈できる。背景は薄暗く、幹の細い木がうっそうと生い茂っている。

また、作品では、色彩や形状において、多様なコントラストが駆使されている。薄暗く、木が生い茂った背景と女性の白いワンピース、女性の胸元が開いた服と男性の胸元が閉じた服、直線で描かれた木の幹と曲線で描かれた女性の髪が対照的である。

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基本情報・編集情報

  • 画家エドヴァルド・ムンク
  • 作品名
  • 制作年1894年-1894年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵オスロ国立美術館 (ノルウェー)
  • 種類油彩
  • 高さ120.5cm
  • 横幅141cm
  • 更新日
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