作品概要

赤いアトリエ》は、画家のアンリ・マティスによって制作された作品。制作年は1911年から1911年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

《赤いアトリエ》は、アンリ・マティスが1911年の秋に、画家の自宅がある南仏・イシー=レ=ムリノーで制作した181cm×219.10cmの油彩画である。

作品の概要

本作品は、三次元の空間を赤一色で表現し、様々な事物は、隣り合わせのものと関連して、横に広がりながら画面内を巡回する。

画中に描かれた芸術作品は、全てマティス自身の作品である。描かれた作品の色彩や描写は鮮明である一方、アトリエ内部の壁や置かれた家具は、赤い画面の隙間を埋める程度にしか表現されていない。画面構成の中心である古時計の針はなく、時が止まっている。

視覚的幻影の削除

ポール・セザンヌとクロード・モネに代表される近代芸術家は、イタリアルネッサンス初期の1425年、フィリッポ・ブルネッレスキにより発明された「線形遠近画法(透視画法)」の視覚的幻影からの脱却を模索することにあると考えた。

しかし、アヴァンギャルド初期の画家たちには、鑑賞者は3次元の空間表現に慣れているため、視覚的幻影の削除は困難だった。赤という色は、時に最も攻撃的な色彩として扱われるが、そのことが『赤のアトリエ』では最も効果的であり画家が必要とすることだった。

赤の効果

『赤いアトリエ』は『ピンクのアトリエ』などの作品を含む一連の作品の一部である。しかし、他の作品と違った効果が生まれたのは、赤は画面を後退させることで生じる従来の奥行きの表現に対抗するのに、十分な効力を発揮する色彩として用いられたからである。平坦なキャンヴァスに描かれている赤は壁となり、赤い色そのものが空間を構成している。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・マティス
  • 作品名赤いアトリエ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1911年 - 1911年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類カンヴァス、油彩
  • 高さ181cm
  • 横幅219.1cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 赤いアトリエの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。