作品概要

黄色いカーテン》は、画家のアンリ・マティスによって描かれた作品。制作年は1915年から1915年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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『黄色いカーテン』は、アンリ・マティスが1915年に制作した146×97㎝の油彩画で、現在はアメリカ・ニューヨーク近代美術館が所蔵する。元々抽象画の域を出ないことから、本作は『コンポジション』というタイトルだった。

1931年の画家へのインタビューの中で、イシー=レ=ムリノーにある自宅玄関の扉を覆う青いガラス越しのカーテンが掛かった窓辺からの風景であると解説した。

この作品は、アメリカの実業家で美術コレクターのジョー・キャロルとロナルド・S・ラウダー夫妻へ贈られ、アメリカ合衆国第41代副大統領ネルソン・ロックフェラーの遺産となった後、カナダ人ジャーナリストのウイリアム・H・ヴァイントラウプ夫妻の手に渡り、美術コレクターで芸術後援者のウイリアム&メリー・シスラー夫妻の遺産となった。

現存する画中には大胆に抽象化された風景と、左側に寄せたカーテンの非常にリアルな描写が対照的に描かれている。境界線として描かれている緑色の部分は平面的に表現されているので、その向こう側の景色が文字通り画中画のようで、まるでアトリエの壁に飾られた大胆にデフォルメした絵画のようでもある。緑の花柄の、裏地が黄色の赤いカーテンは、そよ風に吹かれて部屋の内側へと揺れている。

大地を黄色で表現し、空はそれとは対照的に薄い青で塗られ、キャンバスを分割するかのように描かれている。画家は、空の青と窓枠の緑の寒色系と黄色の大地とカーテンの色彩効果を狙った。本作品は完全な抽象画ではないが、現実に根差した抽象絵画と言える。

基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・マティス
  • 作品名黄色いカーテン
  • 制作年1915年-1915年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類カンヴァス、油彩
  • 高さ146cm
  • 横幅97cm
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