作品概要

会話》は、画家のアンリ・マティスによって制作された作品。制作年は1908年から1912年で、エルミタージュ美術館に所蔵されている。

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ロシア・サンクトペテルブルクにある、エルミタージュ美術館所蔵の《会話》は、アンリ・マティスにより、絵画制作が盛んだった1908年~1912年の間に描かれた。

所有者の変遷

ロシア人美術コレクターのセルゲイ・シチューキンが、パリにいた画家本人から直接購入した作品である。ロシア革命後、「シチューキンコレクション」は押収され、1948年にモスクワ・プーシキン美術館とサンクトペテルブルク・エルミタージュ美術館所蔵の「イワン・モロゾフコレクション」と共に寄贈された。

作品の構成

マティスの『会話』では、「フォーヴ期」の開放的で、伸びやかな筆致を捨て去り、平坦でより装飾的な様式を好んで用いた。絵の舞台は、自宅の一室、強烈な青の背景を前に、画家とその夫人がお互い向かい合っている。

大画面左側に画家の横顔と、彼の妻であるアメリが画面右側の椅子に座っている。平坦に塗られた2人の背後にある青い壁には、庭の景色を望む開放的な窓が描かれ、この場の雰囲気を和らげでいる。

美術史家のヒラリー・スパーリングはこの情景を「のっぴきならない対立」と表現し、「曰く、し難いあるべき姿、あるいは、2人を阻む夫婦関係の心理的経過を描いた肖像画である。1897年の2人の最初の出会いからすぐ、将来の妻になるアメリに対し、画家は、心から彼女を愛しているが、画業に勝る愛ではないと諭していた。」

着衣

画家が着用している寝間着は、20世紀初頭のフランスで部屋着として流行していた。インドで紅茶農園主が着ていた服がヨーロッパに伝わり、マティスはアトリエでの仕事着としていつも着ていた。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・マティス
  • 作品名会話
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1908年 - 1912年
  • 製作国フランス
  • 所蔵エルミタージュ美術館 (ロシア)
  • 種類カンヴァス、油彩
  • 高さ177cm
  • 横幅217cm
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