作品概要

開いた窓、コリウール》は、画家のアンリ・マティスによって制作された作品。制作年は1905年から1905年で、ワシントン ナショナル・ギャラリー・オブ・アートに所蔵されている。

詳細な画像を見る

《開いた窓、コリウール》あるいは、《開いた窓》は、1905年にアンリ・マティスによって描かれた油彩画で、同年パリで開催のサロン・ドトーンヌ展に出品された。1952年から起業家で芸術収集家兼パトロンのジョン・ヘイ・ホイットニー氏が所有し、1998年にワシントンD.C.にあるナショナル・ギャラリー・オブ・アートへ寄贈された。

作品の成り立ち

マティスがフォーヴ画家として中心的立場で活躍し、名を馳せたおよそ1900年から1909年の期間のフォーヴ作品の好例である。1905年に画家アンドレ・ドランと南仏コリウールを旅した際に、その土地の色彩に感銘を受け、多くの作品を残した。《開いた窓》は、画家のアパートの窓からの眺めを描いた作品である。

パリに戻ってからもしばしばこの題材を取り上げ、特にニースやエトルタで過ごした数年と1940年代の最晩年期にこのテーマを多く描いた。前景に6つの小さい格子付きのピンクと赤の窓が配置されている。この格子窓は色とりどりに光を反射している。背景にあるヨットハーバーを望む海辺はピンクと赤の暖色系で描かれ、水平線上に灰色と水色の寒色系が配されている。

作品の構図

画面中心には、ヨットが5隻、各々赤い帆が立つ青い外観と木製の赤い内装の船が描かれている。鑑賞者の視線は、窓越しに消失点へ向かって誘導され、はっきりと定まってはないが、紫と青の横線が水平線のように描かれている。窓の両翼が内開きになっているのは、作品が3次元に見えるようにするためであり、より中心投影を際立たせるためである。

画中では、空の描き方に顕著な厚塗り部分と、葉の表現に特徴的な所々軽く叩くように、赤やピンクが彩色されることで、例えば植木鉢の周りや植木鉢の中、ヨットの色と補色対比させることで、各々がより際立つ。

壁は明暗の対比で表現され、空は窓の部分を含め寒暖色の対比を利用している。壁の外や窓の左側、ヨットの後ろに影はあるが、それ以外影の存在はなく、浜辺や部屋の中には光が表現されている。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・マティス
  • 作品名開いた窓、コリウール
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1905年 - 1905年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ワシントン ナショナル・ギャラリー・オブ・アート (アメリカ)
  • 種類カンヴァス、油彩
  • 高さ55.3cm
  • 横幅46cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 開いた窓、コリウールの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。