作品概要

若い水夫Ⅱ》は、画家のアンリ・マティスによって制作された作品。制作年は1906年から1906年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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1906年に描かれた「水夫シリーズ」、第2作の『若い水夫Ⅱ』は、最初の作品と比較してみると、シャープな線と明るい平坦な色合いを用いた。明るいピンク、ブルーとグリーンを使用し、陽気で素朴な水夫を表現した。水夫の様式化された表情は、様々な角度から見たような深い陰影と共に仮面のような表情で描かれている。

作品の技法

フォーヴの肖像画の代表格である『若い水夫Ⅱ』は、最初の作品よりもさらに単純化させて、歪みが増したように見受けられる。前作と比較し、この作品ではより色合いを融合させ、混じり合った鮮明な色彩を用いた。人物の表現はより単純になり少ない線で描かれている。

若い男の柔らかい体、だらりと広く広げた脚、頭は短縮技法で描かれている。男の鼻の急カーブや若々しい唇など人物全体が非常に論理的に簡約されていることが鑑賞者を魅了する。

近年発表された研究によると、この作品のモデルは18歳の漁師のジェルマン・オーギュスタン・バルテルミ・モンタージュ(1888年生~1938年没)であることが判明した。

作品の印象

オーバーオールは単調で大胆な平塗りで、単純化された少年の人物像など、若い水夫Ⅱは、最初の作品に比べて、より幼い印象を受ける。作品に登場する多くの要素は、明確に表現されているようでいてむしろ不明瞭だ。水夫の靴か長靴なのか見分けがつかないし、仕事用なのか普段使いなのかどうかも分からない。

しかし装飾的な要素がそこには単純化されて表現されている。仮面のような水夫の表情である静と水夫の服の強烈な筆致としての動の対比が印象的な作品である。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・マティス
  • 作品名若い水夫Ⅱ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1906年 - 1906年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類カンヴァス、油彩
  • 高さ101.6cm
  • 横幅81.9cm
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