作品概要

扇子を持った女》は、画家のディエゴ・ベラスケスによって描かれた作品。制作年は1638年から1639年で、ウォレスコレクションに所蔵されている。

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「扇子を持った女」はスペインの画家ディエゴ・ベラスケスによって描かれた油絵である。黒のレースのベールを頭に纏い、短めの黒のコルセットを身につけている。ベラスケスの基礎になった時期である1638年から1639年の間に描かれたとされている。現在はロンドンのウォレス・コレクションに保管されている。

このモデルの女性は少々謎めいたところがある。彼が描くほとんどの作品はスペインの王族関係のメンバーだが、この女性に関しては、適合する女性が見当たらない。また、この作品に関する正確な記録書類も無いのである。

モデルの女性の装いは、フランスの王族のマリー・ドゥ・ロハンを連想させ、彼女も1630年代後半のこのような装いだった。またそれについては、1638年1月16日の手紙に、当時フランスから男装して逃げてきた公爵夫人がフィリップ4世によって匿われていたことが記されており、マドリッドでベラスケスが彼女を描いたという記載がある。しかし何人かの専門家は、そのことに否定的である。

モデルが着ている衣装は、18世紀のマジャスの前身であるタバダと呼ばれるスペインの衣装ではないかとされている。

本作品は、1801年にフランスのルシエン・ボナパルテ(ナポレオンの弟)によって所有されていた。スペインの絵画がコレクションされたのは、この作品が最も初期であるとされている。その後1816年に売却されて現在に至る。

基本情報・編集情報

  • 画家ディエゴ・ベラスケス
  • 作品名扇子を持った女
  • 制作年1638年-1639年
  • 製作国不明
  • 所蔵ウォレスコレクション (イギリス)
  • 種類油絵
  • 高さ92.8cm
  • 横幅68.5cm
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