作品概要

セビーリャの水売り》は、画家のディエゴ・ベラスケスによって描かれた作品。制作年は1618年から1622年で、アプスリー・ハウス(ウェリントン美術館)に所蔵されている。

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「セビーリャの水売り」は同じタイトルで3つの作品が残されているスペインの画家ディエゴ・ベラスケスによる作品。1618年から1622年頃に描かれた。1つ目の作品は、ロンドンのウェリントン美術館に所蔵されている。元々スペインの王族が所持していたが、ナポレオン戦争の時にジョセフ・ボナパルテによって盗まれた。

その後、ビトリア戦争の時にイギリスのウェリントン公爵によって他の82枚の作品と共に取り返された。スペインの王は彼にフランスを倒して、絵画を取り返すことを命令し続けていた。後にウェリントンはこの作品を彼の以前の自宅であるアプスレーハウス(ウェリントン美術館)に置くことにして現在に至る。

2つ目はイタリアのフィレンツェにあるウフィツィ美術館にある。他の2つよりも4年ほど早く描かれたもので、水利が華やかな帽子を被っているので戯画的な雰囲気もある。当時のピカレスク小説や水売りの辺鄙で滑稽なイメージを表現したのだろう。3つ目の作品は、違う角度で描かれている。水売りは絶望的な表情をしているが、ひょっとすると彼の茶番の延長かもしれない。

この作品の主題である水売りは、ベラスケスの居たセビーリャでは下流階級にとってはよくみかける光景だった。瓶や食料はボデゴンを思い出させる。この水売りは2人のお客が待っているが、手前の若い少年は「昼食」や「卵を調理する婆」にでてくる人物と恐らく同じだろう。後方の男性は、影で見えにくい。

手前の少年は輝いていて丸いグラスを持っているが、グラスの中には無花果が入っており、これは水の新鮮さを保つものとして用いられている。現在のセビーリャでも同じ習慣がある。

基本情報・編集情報

  • 画家ディエゴ・ベラスケス
  • 作品名セビーリャの水売り
  • 制作年1618年-1622年
  • 製作国不明
  • 所蔵アプスリー・ハウス(ウェリントン美術館) (イギリス)
  • 種類油絵
  • 高さ106.7cm
  • 横幅81cm
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