作品概要

卵を調理する婆》は、画家のディエゴ・ベラスケスによって描かれた作品。制作年は1618年から1618年で、ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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「卵を調理する婆」はディエゴ・ベラスケスによって描かれた油絵で、彼がスペインのセビーリャに居た時のものだ。作品が描かれた時期は正確には不明だが彼がマドリッドへ移った1623年より以前で1618年あたりだろうと思われる。現在はスコットランドのナショナル・ギャラリーに展示されている。

彼の初期の作品ではこの作品の様に労働者階級の姿を描くことがしばしば見られた。そして多くの場合、彼の家族をモデルとして登場させた。この婆は1618年の作品「マルサとマリー宅のキリスト」にも登場している。彼の初期の作品にはキアロスクーロと呼ばれる光の明暗を使った技法が施されている。

強い光は左側から女性を照らしている。調理器具と調理している卵には光が背景の少年には暗い影を投じている。このキアロスクーロはとても強調的で、壁の底辺のところから壁に掛けているバスケットを見る為には不可欠である。同時に、濁った暗さと黄土色と茶色によっての微妙な色合いを組み合わせて使ってコントラストをはっきりみせようとしていた。この絵はテーブルの近くに二人が居て、内一人が卵(楕円)を持っている様子で構成されている。

写実主義で、日常の様子であるお皿、フライパン、カトラリー、すり鉢、水差し、グラスの表面が光って見える。少年によって運ばれてくるメロンに光が射している。沸騰した鍋と飛ぶ油と卵の白さがよく目に留まる。そして作者は、登場する二人の手の様子をを特に細かく描くことに力を注いだ。

基本情報・編集情報

  • 画家ディエゴ・ベラスケス
  • 作品名卵を調理する婆
  • 制作年1618年-1618年
  • 製作国不明
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー (スコットランド)
  • 種類油絵
  • 高さ99cm
  • 横幅169cm
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