作品概要

ムラート》は、画家のディエゴ・ベラスケスによって描かれた作品。制作年は1620年から1622年で、アートインスティテュートに所蔵されている。

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ムラートとはスペイン語でキッチンのメイドのことを指し、本絵画はスペインの画家デイエゴ・ベラスケスの作品だ。彼のセビリアでの初期の頃に描いたもの。この作品の完了時期は詳しくは不明だが、おそらく1620年から1622年の頃だと思われる。

この作品は2つのパターンがあり、1つはシカゴのアート・インスティテュートに、2つ目はアイルランドのナショナル・ギャラリーに展示されている。テーブルの上には炭のバーナー、沸騰したポットからは火の粉が見える。小さな錫のフライパン、数枚の皿とお盆、取っ手付きの水差し乳鉢と乳棒と一片のニンニク。壁掛けには小さなバスケットと服が掛けられている。

このコイフを被った少年は地味な服装で水差しを持っている。この作品のシカゴバージョンは1999年にフランク・ツッカーリによって復元された。塗料の損失にもかかわらず、一番良い保存状態の箇所はダブリンバージョンに対して同等かもしくはより良い状態で保存されていた。

シカゴバージョンではコイフの描き方がとても繊細で、しわの一つ一つに光と影を映し出している。水差しに関しては、淵のところや曲線箇所に光沢が見え、よく観察されているのが分かる。そのような点から、シカゴバージョンはベラスケスが実際に描いたもので、ダブリンバージョンはレプリカではないかと多くの専門家が論議している。当時のベラスケスの興味は宗教的なことがテーマではなく、触覚的なテクニックの技術の向上に努めていた頃であった。

基本情報・編集情報

  • 画家ディエゴ・ベラスケス
  • 作品名ムラート
  • 制作年1620年-1622年
  • 製作国不明
  • 所蔵アートインスティテュート (アメリカ)
  • 種類油絵
  • 高さ55cm
  • 横幅104.5cm
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