作品概要

マエスタ》は、画家のドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャによって制作された作品。制作年は1308年から1311年で、ドゥオーモ付属美術館に所蔵されている。

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『マエスタ』は、中世後期のイタリア人画家ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャによるテンペラ画である。本作はもともとシエナの街からの依頼により1308年に制作されたもので、複数枚の絵から成り立つ多翼画である。中央のパネルには玉座に着く聖母と子キリストが大きく描かれ、そのまわりを聖人たちと天使たちが囲んでいる。

プレデュラ(翼祭壇画や彫刻祭壇の基底部分を装飾している帯状の絵画)には、キリストの子供時代と預言者たちを描いている。その裏面には、聖母の人生とキリストの人生が、43ものシーンに渡って描かれている。しかし、一部のパネルは損失していたり、または他の場所に保管されているものもある。パネルの基盤となる部分には、「神聖なる神の子の母よ、シエナの街に、そしてここにあなた方を描いたドゥッチョの人生に、平和をもたらしたまえ。」という文章を読むことができる。この願いの効果が実感されたのは長い時間が経ってからであったが、この『マエスタ』によりイタリア絵画の歴史は、ビザンチン様式から対象をより現実的に描く方向へと導かれていった。

この作品は1311年の6月9日に、シエナ大聖堂に飾られた。その時の様子を記録に残していた人物はこう語っている。 「『マエスタ』がシエナ大聖堂に持ち込まれたその日、シエナのすべての男たちが作品を担ぎ、すべての女性と子供たちは静かにそのあとに続いた。ひとびとは聖なる神の子の母と聖人たちに対して、シエナの街が永遠に不幸、裏切り、そして敵から守られるようにと祈った。」

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基本情報・編集情報

  • 画家ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ
  • 作品名マエスタ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1308年 - 1311年
  • 製作国不明
  • 所蔵ドゥオーモ付属美術館
  • 種類木板、テンペラ、金箔
  • 高さ213cm
  • 横幅396cm
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