作品概要

聖母子と六天使(ペルージャの聖母)》は、画家のドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャによって制作された作品。制作年は1300年から1305年で、ウンブリア国立美術館に所蔵されている。

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『聖母子と六天使(ペルージャの聖母)』は、中世後期のイタリア人画家ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ作とされるテンペラ画である。1863年まではペルージャのサン・ドメニコ修道院内の聖具保管室、もしくは聖歌隊席にかけられていたと考えられているが、現在は、ペルージャ市内の国立美術館により所蔵されている。

長い間、この作品の製作者は不明とされていたが、1911年になってドゥッチョ作と判明した。また、近年の継続的な調査により、複数枚がつながれた多翼画作品のセンターピースであったことが判明している。 本作は聖母とその子キリストの、上半身より上部分のみを描く伝統的なスタイルで描いている。ドゥッチョは本作で、母と子の強固な結びつきを表現したかったと考えられている。

とくに特徴的なのは、母の腕の中に座っている子キリストが、聖母のベールをつかんでいる様子を非常に自然な動きで描いている点であろう。この服装の表現は深い意味を持っており、ドゥッチョがこの時、伝統的な赤い衣服(メフォリオン)を時代遅れであると考えていたことが見てとれる。また、聖母の片手は子キリストの手を見せるように広げられ、もう片方の手は子キリストの足先を指差している点も重要である。これはまるで、のちの磔によるキリストの苦しみを暗にほのめかしているようにも見える。

本作は保存状態がかなり悪かったために、元の絵の素晴らしさがそこなわれてしまっているが、それでも絵画としては非常に高い価値を保っている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ
  • 作品名聖母子と六天使(ペルージャの聖母)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1300年 - 1305年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ウンブリア国立美術館 (イタリア)
  • 種類木板にテンペラ
  • 高さ97cm
  • 横幅63cm
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