作品概要

東方三博士の礼拝》は、画家のフィリッポ・リッピによって描かれた作品。制作年は1445年から1450年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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『東方三博士の礼拝』は新約聖書におさめられたマタイの福音書にある「星を見てユダヤ人の王の誕生を知った占星術の博士が幼児イエスを訪れ黄金、乳香、没薬を献じた。」という一節をモチーフにした作品である。

この一節にはイエスを訪ねた博士の人数に関する記述は見られないが、献上されたものが三つ(黄金・乳香・没薬)であることから訪れた博士は三名であると考えられている。

初期ルネサンスのイタリアの画家フィリッポ・リッピは1440年~1460年頃にこの作品を制作したとされるが、1445年頃というのが有力な説である。フィリッポ・リッピ以外にもダヴィンチやボッティチェリ、レンブラントなど多くの著名な画家が同一の主題のもとにそれぞれ『東方三博士の礼拝』を描いている。

また、この作品は『東方三博士の礼拝』として制作されているも、古代彫刻からインスピレーションを受けたと思われる崩れた建物上にいる数名の半裸体たちなど、象徴的な対象描写といった様々な示唆や表現が用いられていることが明らかにされている。
作品中のイエスの足には果物のような小さなものが描かれているが、これはイエスやキリスト教を象徴する果実の一つであるイチジクではないかと言われている。

この作品の当初の制作目的はロレンツォ豪華王の寝室を飾るためであったが、フラ・アンジェリコが制作した作品という説や、同画家との共作だといった説もある。

しかし、現在では大半の研究者がそれらの説に否定的で、フィリッポ・リッピの作品であるという説が最も有力だ。また、本作は弟子の手が加えられていることが認められている。この絵は、現在はワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

基本情報・編集情報

  • 画家フィリッポ・リッピ
  • 作品名東方三博士の礼拝
  • 制作年1445年-1450年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ)
  • 種類テンペラ・板
  • 高さ137cm
  • 横幅137cm
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