作品概要

神秘的な動物》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年は1970年から1975年で、個人蔵に所蔵されている。

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作品の概要

《神秘的な動物》は、ジョルジュ・デ・キリコによる油彩画である。この絵に向けての最初のデッサンは1970年に描かれている。

彼の作品の中で、このような描き方をしたものは他にはなく、また、遠景の描き方も他の作品とはやや異なっている。この作品は、彼の作品の中で極めてユニークな1点と言えよう。

本作は、16世紀のイタリア人画家であるジュセッペ・アルチンボルドの野菜づくしの顔を思い起こさせる。アルチンボルドは、さまざまな物体を組み合わせて人間の顔を描いた画家である。もちろん、キリコは彼の技法を模倣したわけではなく、この表現方法は、彼の画家人生の初期から彼の内面に宿っていたものであろう。

作品の特徴

80歳を超えたキリコは、イザベッラを伴いギリシアに感傷旅行をしている。青年期までを過ごし、その後の彼の創作活動に多大な影響を与えたギリシャに、彼は強い郷愁を感じていたに違いない。

馬の全身に散りばめられているのもギリシアなら、その悲しみのこもった目で眺めやっている先に幻のごとくみえるのもギリシアの岬であろう。

古代のギリシア的空間の中に馬がいるのではなく、馬の中に古代ギリシアがあるという作品であり、その関係が逆転してしまっている。あるいは、古代の夢によって肉体をふくらませている馬を表現しているのかも知れない。

下方に廃墟全とした風景があり、円柱が数本立っているが、これは馬の食べ残したギリシアという設定とも推測される。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名神秘的な動物
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1970年 - 1975年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵個人蔵 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ50cm
  • 横幅60cm
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