作品概要

神秘的な水浴》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年はN/A年から1968年で、個人蔵に所蔵されている。

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《神秘的な水浴》は、イタリア人の画家ジョルジュ・デ・キリコによる形而上絵画である。

構図

《神秘的な水浴》は、右側にほかの「水浴」にも登場する水面があり、左側にはボートの浮かんでいる、ややリアルに描かれた水面が見える。遠景には海の一部が見えるが、この海と左側のボートのある水面とは同様の描き方なので、つまりは同様の海ということであろう。

となると、ここには自然の水面(海)と、人工の池という異なった2種の水があることになる。水浴している裸の男が1人、それに語りかけている着衣の男が1人、ボートを漕いで海へ向かっている男が1人、遠景にも3人の人間が描かれているが、主役は手前の3人といってよい。

港の図像

ボートを漕いでいる人物には、モデルがあるとされている。「エブドメロス」という、デ・キリコが1929年に刊行した小説があり、主人公のエブドメロスという画家が登場するが、そのエブドメロスを通してデ・キリコが自らを語った小説とも考えられている。その架空の人物エブドメロスの“海への逃亡”というストーリーが、ボートの人物のモチーフになっているという。

デ・キリコは、モチーフとして港を描いているが、海は後年になってはじめて登場する。しかし、多くの人が、キリコの作品には海へ向かって脱出しようという願望が秘められていることを指摘している。要するに海はひとつのシンボルであり、ある意味で現実逃避の願望を表しているといえる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名神秘的な水浴
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年N/A年 - 1968年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵個人蔵 (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ80cm
  • 横幅60cm
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