作品概要

静物》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年はN/A年から1966年で、ローマ(個人蔵)に所蔵されている。

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《静物》は、ジョルジュ・デ・キリコによって描かれた、形而上(ネオ・メタフィジカル)絵画である。童話的で虚構のようなキリコの画風の特徴が、古典的技法の中に感じとられる作品である。

戦争が終わって、ローマに移り住んだキリコは、画家として2度目の重大な転機を迎えることになった。

彼は、絵画の描き方に新しい考え方を見出したのだ。彼は「絵画というものは、これまで描いてきたような形而上で詩的なイメージに頼るだけでは不十分であって、本当は、昔の巨匠たちが、刻苦して築きあげてきたような、美しくしっかりしたマティエールを身につけてこそ、独自の偉大さに達することができるのだ」と述べている。

形而上絵画におけるキリコの静物画の代表作が、《聖魚》《愛の歌》であるとしたら、古典的手法の静物画の代表作は本作だろう。 

作品の特徴

本作に描かれた果実は、一見、写実的な静物のようにも見えるが、よく観察すると忠実なレアリスムとはほど遠い印象である。

風が立ち、雲がさかまく空の下で、孤独な木々とは対照的に、光を充分に内に含んだ果実が山のように盛られている。

かたわらにはカーテン上の布があって、あたかも自然と室内とが入り混った空間、そこに配された山盛りの果物。まるで奇妙な構図である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名静物
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年N/A年 - 1966年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ローマ(個人蔵) (イタリア)
  • 種類油彩
  • 高さ68cm
  • 横幅100cm
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