作品概要

形而上的コンポジション》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって描かれた作品。制作年はN/A年から1913年で、個人蔵に所蔵されている。

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《形而上的コンポジション》は、イタリア人画家ジョルジュ・デ・キリコによる絵画である。

デペイズマン

フランス語のオート・ポルトレ、すなわちキリコの、一連の自画像の先がけをなし、またもっとも完成されたキリコ初期の代表作である。

Xという文字が描かれた壁の前に、二つの切断された彫像の足、卵、紙を巻いたものとも、ミニチュアの塔が切断されたものともつかぬ、棒状の物体が、解剖台上で解剖された後、無目的に放置されたかの様な静寂を保って置かれている。遠景には2本の大きな赤い工場の煙突がある。

シュルレアリスムのデペイズマン(置き換え)と考えてもおかしくない、何とも奇妙で予期せぬものたちの配列の様である。

形而上的な相

レアリスムを根底から拒否したこの絵には、やはり人影はなく、時間は午後、もの達の影が次第に長く鮮やかに伸び始めている。キリコのいう形而上的で、幽霊的なものの相だろう。

キリコによれば、ものには常に二つの相があって、その第一は、我々がいつでも眼にし、又、通常の人間の誰にでもみられる相であると言われている。第2はごく稀な人間だけが形而上的な抽象と明晰な透視力をもった瞬間にのみ、あたかもX線が事物の内側を投資する様な具合に見る事が出来る形而上的な相であると言われている。

この第2の相は、神秘的な蝶を捕らえる時の様に通常の人間の散漫で無知な感受性ではキャッチできないものであり、空中に浮遊する不思議な瞬間を捕らえようとする宿命的な網をもった、まさに真の芸術家のみが捕らえうるものなのである。

基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名形而上的コンポジション
  • 制作年N/A年-1913年
  • 製作国フランス
  • 所蔵個人蔵 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さN/Acm
  • 横幅N/Acm
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