作品概要

聖なる魚》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年は1919年から1919年で、N/Aに所蔵されている。

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制作時期

《聖なる魚》は、1919年にイタリア人画家ジョルジョ・デ・キリコが描いた作品である。1919年はデ・キリコが、それまでの形而上絵画から、古典回帰を果す直前の年で、デ・キリコのその後のアーティストとしてのキャリアを大きく転換した時期である。

構成

作品の中の焼かれた魚は絵画の中心に位置し、奇妙で生気のないドラマの主人公となっている。その周りには、関連性のないおもちゃのような、オブジェクトやヒトデが刺さったキャンドルなどが陳列されている。

魚は食器の上ではなく、台形の箱の上に置かれている。これらの実際に存在するものをモチーフにしつつ、現実ではありえないような構造は、信じることのできる唯一の存在を創りだすともいわれた。

美術史の位置づけ

デ・キリコの有名な形而上絵画は、主に彼の20代である1909年から1919年の間に描かれている。この期間は現代美術史において、極めて重要で、後のキュビスムやシュルレアリスム運動への架け橋となった。

本作品はデ・キリコの輝かしい時代の2年後である1919年に描かれているが、デ・キリコの後期の作品を強く否定するシュルレアリストたちは、デ・キリコのクリエイティブな作品は1917年にすべて描き終えていると主張するものもいた。

世界観の推移

第一次世界大戦を境に、シュルレアリストをはじめ多くのアーティストを魅了した、デ・キリコの夢のような幻想的な世界観は徐々に薄れ、1919年で終焉したともいわれる。

その後古典回帰したのち、自身の初期の形而上絵画を模倣しレプリカを大量に制作し、また制作年を意図的に変えるなどして混乱を招き、非難を浴びていく。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名聖なる魚
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1919年 - 1919年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵N/A (N/A)
  • 種類油彩
  • 高さN/Acm
  • 横幅N/Acm
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