作品概要

子供の脳》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年は1914年から1914年で、ストックホルム現代美術館に所蔵されている。

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《子どもの脳》は、1914年にジョルジョ・デ・キリコによって制作された油彩作品。エディプス・コンプレックスを主題としている。

また、シュールレアリズムの創立者アンドレ・ブルトンがこよなく愛した作品としても知られる。

1920年の始め、ブルトンは、パリのポール・ギョーム画廊で展示された《子どもの脳》という絵をバスの車窓から偶然みかけた。彼は、この絵に衝撃を受け、すぐさまバスを降りて画廊に駆けつけ、この作品を買い上げた。ブルトンの仲間の画家イヴ・タンギーも、同じくこの絵を車窓で見かけてバスを降りてしまったと言われている。ブルトンは本作《子どもの脳》を、長い間手放さず、彼のパリにあるアトリエの壁に掲げていたという。

絵画を通して夢や人間の無意識に働きかける企てをしていたデ・キリコ。このエピソードから見ても、彼の絵画が、のちのシュールレアリストたちに与えた衝撃は想像に難くない。

作品の特徴

《子どもの脳》は、デ・キリコ少年期の心象風景をテーマにした作品である。

カーテンが半開きになり、その向こうで半裸で目を閉じている男は、キリコの父親だという。立派な口ひげをたくわえながらも、男はどこか所在ない。手前の金色の美しい書物には朱色のひもがはさまれている。この本は母親の象徴であり、そこに挿入された細いしおりは父親の性器をあらわしている。

父の向かって右肩後方には、太い立派な塔が男性のシンボルのようにそびえている。塔と窓、本当としおりは、ともに性的結合を暗示している。

この絵は、幼少期の息子キリコが抱いたエディプスコンプレックスを主題としているのだ。エディプスコンプレックスとは、母親を独り占めしたい気持ちから父親に対して強い対抗心を抱くという幼児期の心理のことを指す。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名子供の脳
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1914年 - 1914年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ストックホルム現代美術館 (スウェーデン)
  • 種類油彩
  • 高さ81.5cm
  • 横幅65cm
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