作品概要

出発の憂鬱》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年は1916年から1916年で、テート・モダンに所蔵されている。

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《出発の憂鬱》形成上学的画家であるジョルジョ・デ・キリコによって描かれた絵画である。制作は1916年。

本作のタイトル《出発の憂鬱》。彼は、自身が1914年に制作した《モンパルナス駅(出発の憂鬱)》につけたのと同じ単語を使っている。

このタイトルは、1987年、アメリカのジャズミュージシャン、マーク・アイシャムとアート・ランディが、二人のコラボレーションアルバム「We Begin」の中で「出発の憂鬱」という曲をリリースしたことでも知られている。

制作の背景

キリコは、ギリシャ生まれのイタリア人である。彼は、第一次世界大戦にイタリア軍として参加するため、パリからイタリアに戻った後に本作を制作した。

この時期のキリコの作品は、それまでの彼の作品に見られた、明るく対外的な世界観からは遠ざかっていた。

この作品で、彼は、部屋の中の状況やオブジェをより抽象的な構成に仕立てることで、事物の背後に隠された意味を描き出そうとした。

作品の特徴

作品のテーマは旅と出発。キリコの作品に数多く用いられているテーマであり、彼の作品には、電車や鉄道の駅が多く描かれている。

作中では、絵を描く時に使用される道具がランダムに組み合わされ、イーゼルが形づくられている。そしてそのイーゼルは三角形の地図を支えている。その地図は、二つの大陸に挟まれた一つの海峡を表していて、地図上には様々な経路を描く線が行き交っている。

作品の背景は夜の部屋の中であり、向こうには1つの塔がそびえているのが見て取れる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名出発の憂鬱
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1916年 - 1916年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵テート・モダン (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ68.2cm
  • 横幅52.4cm
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