作品概要

無限の郷愁》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年は1912年から1913年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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《無限の郷愁》)は、イタリアの形而上派の画家、ジョルジョ・デ・キリコによる油彩画作品である。彼は、後のシュルレアリスムに多大な影響を与えた画家である。

現在、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

この絵画には1911年と制作年が表記されているが、この制作年は一般的に疑わしいとされている。ニューヨークに近代美術館は、1912年から1913年に制作されたのではないかと推測しているが、一方、南カリフォルニア大学アネンバーグスクール・フォー・コミュニケーション( Annenberg School for Communication)は1913年から1914年の作品ではないかと示唆している。

デ・キリコは、作品の中で繰り返し「塔」を題材にしているが、この《無限の郷愁》は数ある塔を題材にした彼の作品の中で、最も有名なものである。

作品の特徴

本作では、モチーフがローアングルでとらえられている。力強く直線的な建造物が夕暮れの光に照らされ、塔の前景にはふたつの小さな人影がある。なお、この構図は、スペインの画家サルヴァドール・ダリののちの作品を彷彿とさせる。

デ・キリコは、イタリアのトリノにある映画博物館を有する象徴的な建造物「モール・アントネリアーナ(Mole Antonelliana)」からインスピレーションを受けて、この絵を描いたのではないかと、美術史研究家のロバート・ヒュース氏(Robert Hughes)は推測している。

彼は、トリノを旅している時、モール・アントネリアーナの形而上的な存在感、特に広場やアーチ状の通路に触発されたという。またトリノは、ドイツの哲学者ニーチェがよく夏を過ごした都市でもある。デ・キリコは、ニーチェの思想に多大な影響を受けたことでも有名だ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名無限の郷愁
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1912年 - 1913年
  • 製作国不明
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ135.2cm
  • 横幅64.8cm
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