作品概要

時間の謎》は、画家のジョルジュ・デ・キリコによって制作された作品。制作年は1911年から1911年で、個人蔵に所蔵されている。

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《時間の謎》は形而上派のイタリア人画家ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)の1911年の油彩作品である。

デ・キリコは、形而上絵画を得意とし、本作《時間の謎》のほか、《秋の午後の謎 》《神託の謎》《自画像》がそれに分類される。これら形而上絵画シリーズは、彼の代表作であり、彼の名声を高めるきっかけとなったものである。これら代表的な形而上絵画作品は、彼が20代の頃、すなわち、美術キャリアの初期の頃に制作されている。

画家の歩み

彼はギリシャ生まれでイタリアの両親を持ち、幼少時代にヨーロッパ各地を転々とする。ミュンヘン美術院で学んだ後、1910年のはじめにミラノからフィレンツェへ移る。そして、サンタ・クローチェ広場のベンチに病みあがりで座っているときに啓示を受け、最初の形而上絵画シリーズを制作する。

彼はカルロ・カッラやジョルジョ・モランディと共に形而上派を確立させ、アートムーブメントを起こした。

彼の形而上絵画はサルバドール・ダリやアンドレ・ブルトンなどに多大な影響を与え、後のシュルレアリスムの先駆者となった。

デ・キリコは「謎以外に何を愛せようか」と言う言葉を残すほど不思議なものや謎を好んだ。

作品の特徴

作品の中にはいくつかの人影が曖昧に小さく描かれており、それらは「不在の感覚」を観るものに与える。この人影は場合によっては柱や影、もしくは穴のようにも見える。

イタリアの都市や街の広場をモチーフにしたであろう古典的な建築物が、強い光のコントラストを伴って描かれている。その中央上部の時計は、午後3時になる6分前を指している。

このように、形而上絵画は、現実的なモチーフを不可解に組み合わせ、実在するものを描きながら、日常の裏側に潜む謎や神秘、不安、虚無感を表現するといった特徴を持つ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・デ・キリコ
  • 作品名時間の謎
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1911年 - 1911年
  • 製作国フランス
  • 所蔵個人蔵 (N/A)
  • 種類油彩
  • 高さ54.5cm
  • 横幅70.5cm
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