作品概要

印象Ⅲ(コンサート)》は、画家のワシリー・カンディンスキーによって描かれた作品。制作年は1911年から1911年で、ミュンヘン メンバッハハウスに所蔵されている。

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1911年1月2日、カンディンスキーが理事を務める新芸術家協会は、アルノルト シェーンベルクの主宰するコンサートを行った。

本作品はカンディンスキーがアルノルト シェーンベルク音楽と芸術理論に初めて触れた感動を描いた作品と言われている。

2人は文通を始め、深い交友をはじめた。この作品を描いた翌年にカンディンスキーはアルノルトの詩を翻訳して自身の絵画の上に記し、フランツ・マルクと共編する芸術年刊誌「青騎士」の第一回目「青騎士展」に、アルノルトを招待している。

作品の特徴

カンディンスキーが受けたコンサートの感動と、アルノルト シェーンベルクへの感銘が率直に表れた作品である。ただし、本作品の為に描かれたスケッチから1月2日のコンサートの一場面やその中の一曲だけを描いたものではないとされている。

大きくしかしコンパクトな印象で描かれた黒の造形は、グランドピアノを表現したものだと推測される。グランドピアノには重力がなく空中に浮遊している様にも見える。

形状のない黄色は音楽を表現したと言われており、空間を漂い、キャンバス全体になだれ込む様に描かれている。破線やフック状の線は聴衆を表すと言われ、音楽である黄色に包まれ、浸透されていく様に配置されている。

本作は、自身の内面や精神世界の絵画表現を追求するカンディンスキーが、外界を反映した表現で描いたとされる作品である。

基本情報・編集情報

  • 画家ワシリー・カンディンスキー
  • 作品名印象Ⅲ(コンサート)
  • 制作年1911年-1911年
  • 製作国不明
  • 所蔵ミュンヘン メンバッハハウス
  • 種類油絵
  • 高さ77.5cm
  • 横幅100cm
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