作品概要

円の中の円》は、画家のワシリー・カンディンスキーによって制作された作品。制作年は?。

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カンディンスキーは、1923年から1933年までドイツのバウハウス(工芸・写真・デザインを含む芸術と建築の教育を行った学校)で教職に就いていた。そこで、学生への指導や研究を通して、絵画の幾何学的要素への関心を強めていく。

この時期、円・半円・角といった基礎的な図形を追究した作品群や、ゲシュタルト心理学の隆盛と呼応して直線と曲線の対比を意識した作品群が、数多く制作されている。

本作はそうした作品群のひとつであり、カンディンスキーの絵画理論が如実に反映されたものであった。

作品の特徴

本作では、円と線による直線と曲線の対比・暖色と寒色の対比を意識した制作がなされている。

微妙なグラデーションによる淡い色彩を背景に、ダークシアンとサンディーブラウンの直線が画面中央へと交差し、私たちの視線を誘導する。そこに目を向けると大小様々な無数の円と直線が、複数の配色と濃淡を駆使して描かれる。

円は中央に行くほど大きくなり、中央から離れるほど小さくなっている。円の合間を縦横無尽に直線が横切り、絵画に躍動感とリズムを与えている。

これらの直線と円はややもすると絵画に乱雑な印象を与えてしまいがちだが、黒く太い輪郭で描かれた大きな円によって周囲を覆うことで全体に均整が保たれている。

絵画全体の調性を常に意識していた、まさにカンディンスキーらしい構図と言えよう。

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基本情報・編集情報

  • 画家ワシリー・カンディンスキー
  • 作品名円の中の円
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 不明
  • 製作国不明
  • 所蔵不明
  • 種類不明
  • 高さ不明
  • 横幅不明
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