作品概要

貧しき食事》は、画家のパブロ・ピカソによって描かれた作品。制作年は1904年から1904年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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ピカソの最も芸術的評価が高い「青の時代」に製作された傑作、《貧しき食事》。当時、自らも極貧状態にあったピカソが、貧しい人々を鋭くも情緒的な眼差しで描いた作品。

ピカソ作品の中でも、最も著名な版画となっている本作は、パンとワインのみの粗末な食事を前に、盲目の男性とその伴侶と思われる女性が食事を進めている。

来歴

ピカソは当時、30枚の版画をこの原版から作成したと言われているが、その後、画商のアンブロワーズ・ヴォラールが1913年に原版を買い取った。ヴォラールは、原版に薄い鉄の被膜をコーティングして補強を施したが、それ以前の原版によってすられた作品はより高い評価を受けている。

実際、2014年6月にはヴォラールによるコーティング以前に作られた作品が、ロンドンのオークションで、120万2500ポンド(当時、約2億1千万円)もの金額で落札された。

サルタンバンク・シリーズ

本作は、初期ピカソの傑作「サルタンバンク・シリーズ」のひとつとして知られている。貧しく、高価なジンク版を買うことができなかったピカソは、他人からジンク版をもらってこのエッチングを制作した。

サルタンバンクとは、スペイン・ヴィニャン街に住む大道芸人たちで、これ以外にもピカソはこの時期、貧しい人々や病気の人々に積極的に目を向けて作品を生み出していた。

基本情報・編集情報

  • 画家パブロ・ピカソ
  • 作品名貧しき食事
  • 制作年1904年-1904年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類エッチング
  • 高さ65.2cm
  • 横幅50cm
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