作品概要

ムーラン・ド・ラ・ギャレット》は、画家のパブロ・ピカソによって描かれた作品。制作年は1900年から1900年で、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館に所蔵されている。

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「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」は、1900年(ピカソ19歳)に制作された。ピカソが独特の作風を確立する前に描かれた作品である。当時、ピカソはスペイン・バルセロナに居住していたが、パリ万国博覧会(1900年開催)を理由に、フランス・パリに2ヶ月間滞在した。

パリでの滞在中、ピカソはアート・ギャラリー、ボヘミアンカフェ、ナイトクラブ、モンマルトルのダンスホール「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」に魅了され、夢中になった。作品では、モンマルトルのダンスホール「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」の舞踏場が描かれている。1900年以前に制作した作品と比べ、豊かで鮮やかな色遣いである。中産階級のパトロンや売春婦の社交場となっていたダンスホールの俗っぽい雰囲気を描写している。中産階級のパトロンや売春婦などお洒落に着飾った人物が描かれているが、ピカソが初めてパリ市民をモデルとした作品でもある。

ピカソは、人物の輪郭をぼやけて描写することにより、人々がダンスホール内を目まぐるしく動く様子を表現している。作品を通して、ピカソが、好色なデカダンス(19世紀末にフランスを中心としたヨーロッパに広まった虚無的・耽美的な文芸思潮)の影響を受け、魅了された様子が伝わってくる。

また、一部のフランス人はピカソがパリを訪れる前より評価していたが、この作品により、多くのフランス人(パリ市民)がピカソの作品を受け入れるようになったといわれる。現在、「ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット」は、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館(アメリカ・ニューヨーク州)グッゲンハイム美術館にて展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家パブロ・ピカソ
  • 作品名ムーラン・ド・ラ・ギャレット
  • 制作年1900年-1900年
  • 製作国不明
  • 所蔵ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
  • 種類油彩
  • 高さ88.2cm
  • 横幅115.5cm
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