作品概要

聖母マリアの寓意画》は、画家のハンス・メムリンクによって制作された作品。制作年は1479年から1480年で、ジャックマール=アンドレ美術館に所蔵されている。

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『聖母マリアの寓意画』はハンス・メムリンクが1479‐1480年の間に描いた油彩の板絵であり、現在はフランスのジャックマール=アンドレ美術館に所蔵されている。

この作品は寓意画であり、物語の一場面ではなくて抽象的なテーマが様々な象徴によって表現されている。縦38.3cm×横31.9cmという小さな作品であり、聖母マリアと2頭のライオンが描かれている。

画面中央の女性が聖母であり、その下半身は岩山のようにそびえる巨大なアメジストの塊に覆われている。腰の下ほどの高さで両手を交差した彼女のポーズには聖母らしい慎み深さがあるうえ、その印象は下方に向けられた彼女の眼差しによってより一層強調されている。そのうえ、アメジストはその紫色から謙虚と純潔の象徴であるスミレと関連付けられる宝石でもある。さらに、ライオンたちは2頭とも装飾的でなくて実用的な金の盾を身につけ、鑑賞者を威嚇するように立っている。

そのため、このライオンたちは聖母の護衛として描かれているといわれている。また、アメジストの塊に源を発している小川が、宝石やサンゴを運びながらライオンたちの間を流れている。その源である湧き水は生命の水を表し、宝石は楽園を示すものであるため、この作品は永遠の命に通じる純潔の力の寓意画であると解釈されている。

また、この風景の最上部は完全に上塗りされており、全く解明できていないものの、このアメジストの塊やライオンたちの部分は描かれた当時の状態が極めて良好に維持されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ハンス・メムリンク
  • 作品名聖母マリアの寓意画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1479年 - 1480年
  • 製作国フランドル
  • 所蔵ジャックマール=アンドレ美術館 (フランス)
  • 種類板絵、油彩
  • 高さ38.3cm
  • 横幅31.9cm
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