作品概要

トンマーゾ・ポルティナーリの肖像》は、画家のハンス・メムリンクによって制作された作品。制作年は1470?年から1470?年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

『トンマーゾ・ポルティナーリの肖像』はハンス・メムリンクが1470年頃の間に描いたテンペラと油彩の板絵であり、現在はアメリカのメトロポリタン美術館に所蔵されている。縦44.1cm×横34cmという小さな肖像画であり、メディチ銀行ブルッへ支店の支店長トンマーゾ・ポルティナーリが描かれている。

この衣装は15世紀後期のイタリアなどの上流階級の間で流行していたものであり、彼の身分の高さを表現している。さらに、画面の中に額縁が描かれているうえ、その縁にヒジを乗せているようにトンマーゾが描かかれているため、彼が実際に鑑賞者の目の前にいるように見えるトロンプルイユというトリックアートにもなっている。

この作品はトンマーゾが当時14歳前後だったマリア・マッダレーナ・バロンチェッリと結婚する少し前に依頼したものである。そのため、元々は聖母子画を中央とする折りたたみ式三連画の絵として、右側の『マリア・ポルティナーリの肖像』と対になるように左側を飾る作品だったのである。

ただ、現在中央の聖母子画は行方不明であり、1902年にブルッへで行われた初期フランドル派展覧会ではすでに2枚一組の肖像画とされていた。また、その小ささからその三連画はトンマーゾが私的に祈るための絵として依頼されたといわれている。

現在、衣装などが背景と同じくらい黒く見えるほど黒ずんでしまっているが、その点を除けばこの作品はメムリンクの作品の中では最良の保存状態にある作品の一つである。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ハンス・メムリンク
  • 作品名トンマーゾ・ポルティナーリの肖像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1470?年 - 1470?年
  • 製作国フランドル
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類板絵、油彩
  • 高さ44.1cm
  • 横幅34cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • トンマーゾ・ポルティナーリの肖像の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。