作品概要

マギの礼拝》は、画家のハンス・メムリンクによって描かれた作品。制作年は1470年から1470年で、プラド美術館に所蔵されている。

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『マギの礼拝』はハンス・メムリンクが1470年に描いた油彩の板絵であり、現在はスペインのプラド美術館に所蔵されている。この作品は3枚の板絵が横一列に、左右の板絵が中央の板絵のトビラとなるように連結された三連祭壇画である。そのうち、中央の絵にマギと呼ばれるペルシャ人の学者たちが幼子イエス・キリストの元を訪れる「マギの礼拝」の場面が描かれている。

「マギの礼拝」の画面中央の赤子がイエスであり、彼を抱えているのは聖母マリア、その右奥に立つ赤い衣の男性が聖母の夫の聖ヨセフである。そして、その2人の周囲にいる3人のきらびやかな衣装を身にまとった男性たちがマギである。左の絵は「キリストの降誕」と呼ばれ、家畜小屋の中で聖母がイエスを産み落とした様子が描かれている。

聖ヨセフが小屋の外にいる他、聖母マリアの従者である2人の天使もいる。右の絵は「神殿奉献」と呼ばれ、聖母と聖ヨセフがイエスとともに神殿を訪れた様子が描かれている。イエスを抱こうとしている男性は抱神者シメオンであり、聖霊から啓示を受けてイエスを待ち続けていたといわれている。また、その奥の女性は預言者アンナである。

実は、「キリストの降誕」と「マギの礼拝」は同じ家畜小屋を舞台として描かれている。このように同じ建物を異なる視点から描き、それぞれの場面の舞台とすることは当時革新的とされていた。ただ、メムリンクはのちの1479年に再びこれら3つの物語をテーマとして『ジャン・フローレンの三連祭壇画』を描いたものの、その「キリストの降誕」と「マギの礼拝」は異なる舞台で描かれている。

基本情報・編集情報

  • 画家ハンス・メムリンク
  • 作品名マギの礼拝
  • 制作年1470年-1470年
  • 製作国フランドル
  • 所蔵プラド美術館 (スペイン)
  • 種類板絵、油彩
  • 高さ95cm
  • 横幅271cm
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