作品概要

マリア・ポルティナーリの肖像》は、画家のハンス・メムリンクによって描かれた作品。制作年は1470?年から1470?年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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『マリア・ポルティナーリの肖像』はハンス・メムリンクが1470年頃に描いたテンペラと油彩の板絵であり、現在はアメリカのメトロポリタン美術館に所蔵されている。縦44.1cm×横34cmという小さな肖像画であり、当時14歳前後だったマリア・ポルティナーリが描かれている。

このきつく結い上げて額を広く出す髪型とヘナン帽という帽子は15世紀後期のイタリアなどの上流階級の間で流行していたものであり、ルビーやサファイア、真珠があしらわれているネックレスとともに、彼女の身分の高さを表現している。さらに、画面の中に額縁が描かれているうえ、その縁にヒジを乗せているようにマリアが描かかれているため、彼女が実際に鑑賞者の目の前にいるように見えるトロンプルイユというトリックアートにもなっている。

この作品は、メディチ銀行ブルッへ支店の支店長トンマーゾ・ポルティナーリから依頼されたものである。そして、元々は聖母子画を中央とする折りたたみ式三連画の絵として、左側の『トンマーゾ・ポルティナーリの肖像』と対になるように右側を飾る作品であり、この作品が描かれたすぐ後にマリアとトンマーゾは結婚した。

ただ、現在中央の聖母子画は行方不明であり、1902年にブルッへで行われた初期フランドル派展覧会ではすでに2枚一組の肖像画とされていた。また、その小ささからその三連画はトンマーゾが私的に祈るための絵として依頼されたといわれている。現在、ドレスなどが背景と同じくらい黒く見えるほど黒ずんでしまっているが、その点を除けばこの作品はメムリンクの作品の中では最良の保存状態にある作品の一つである。

基本情報・編集情報

  • 画家ハンス・メムリンク
  • 作品名マリア・ポルティナーリの肖像
  • 制作年1470?年-1470?年
  • 製作国フランドル
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類板絵、テンペラ、油彩
  • 高さ44.1cm
  • 横幅34cm
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