作品概要

聖カタリナの神秘の結婚》は、画家のハンス・メムリンクによって描かれた作品。制作年は1480年から1480年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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『聖カタリナの神秘の結婚』はハンス・メムリンクが1480年に描いた油彩の板絵であり、現在はアメリカのメトロポリタン美術館に所蔵されている。この作品は『聖母子とアレクサンドリアのカタリナ、バルバラ』とも呼ばれ、聖母マリアと幼子イエスと2人の聖女が描かれている。

この構図は、同じくメムリンクが描いた『聖ヨハネ祭壇画』の中央の絵の構図のほぼ完全な写しであり、聖母の左手前にいるのが聖カタリナ、右手前にいるのは聖バルバラである。そして、聖母の左右にいるのは天使であり、左の天使は小型オルガン、右の天使はハープを弾いている。

さらに、左端の男性はこの作品の資金提供者であるといわれているが、身元は不明である。伝説では、聖カタリナは幻の中でイエス・キリストから指輪を授かり、結婚したといわれている。この作品の聖カタリナもその神秘の結婚を象徴するように幼子イエスに手を差し伸べ、その指に指輪をはめてもらっている。また、聖バルバラは父親の手によって塔に幽閉されていたが、その中でキリスト教への信仰に目覚めたといわれている。この作品の聖バルバラの背後にはその伝説を象徴するように塔が描かれている。

実は、聖母が座る玉座の奥にあるブドウのアーチは、後世に加筆されたものであることが判明している。16世紀前期に描かれたこの作品の模写にはすでに同様の飾りが描かれているため、メムリンクの生前か死後間もないうちに加筆されたと考えられる。

基本情報・編集情報

  • 画家ハンス・メムリンク
  • 作品名聖カタリナの神秘の結婚
  • 制作年1480年-1480年
  • 製作国フランドル
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類板絵、油彩
  • 高さ68.3cm
  • 横幅73.3cm
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