作品概要

無原罪の御宿り(1661年)》は、画家のフランシスコ・デ・スルバランによって描かれた作品。制作年は1661年から1661年で、ブタペスト美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

この『無原罪の御宿り』は1661年と記された同主題の絵画の内の1枚である。スルバランは生涯にわたり、1620年代を除いて、活動期間中の各10年に一度は「無原罪の祈り」を描いている。

この作品では、図像学的規定を逸脱し、画家の独自な解釈に基づいて制作されている。この作品で描かれている場面は聖母は彼女自身の無垢の自明のイメージとして自由に天を浮かぶことができたのである。そのため、スルバランは、より生きいきとした構図を好む一般的な傾向を取り入れ、聖母の身につけているマントに動きをつけている。

この作品に描かれている場面はその当時、神学的な議論の的になっていた題材である、聖三位の一位である神の子イエス、その聖器の聖母マリア、聖母マリアを生んだ母アンナそれぞれの関係性に関するものである。スルバランはこの主題に対して、神の子イエスを宿した聖母マリアは、マリアの母(イエスの祖母)アンナの胎内に宿った瞬間に神の恩寵により原罪から免れたという立場をとっている。これは1854年に公認された教理である。

この当時までは、この主題を描く際、聖母マリアの象徴物を背景に描くことが多かったが、背景には綿のような雲と、足元には小天使の頭がかろうじて環状に並んでいるのが認められる。そして頭上には12の星で光輪が描かれている。柔らかな光を放つ聖母マリアの御身体がスルバランによって、神聖な魅力をもって、見るものをひきつける作品である。

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・スルバラン
  • 作品名無原罪の御宿り(1661年)
  • 制作年1661年-1661年
  • 製作国スペイン
  • 所蔵ブタペスト美術館 (ハンガリー)
  • 種類カンヴァス、油彩
  • 高さ136cm
  • 横幅102cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 無原罪の御宿り(1661年)の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。