作品概要

受胎告知》は、画家のフランシスコ・デ・スルバランによって描かれた作品。制作年は1638年から1639年で、グルノーブル美術館に所蔵されている。

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この『受胎告知』フランシスコ・デ・スルバランが1638年から1639年にかけて、へレース・デ・ラ・フロンテーラのカルトゥジオ会と、グワダルーベのヒエロニムス会のために描いた作品の中の一つである。

これらの作品は、スルバランの色彩の輝かしさと、修道精神に対する類を見ない理解力を示しており、色彩画家としての彼の頂点を画するものと呼ぶことができる。この『受胎告知』では、彼の色彩に関する創意はそれまで以上に大胆である。聖母マリアはスモモ色の服の上に紺のマントを羽織っている。この押さえられた色調とは対照的に、大天使ガブリエルの衣装は黄色味がかったオレンジ色、目も眩むほどに輝かしい炎の色である。

この2人の人物は暗い中景を背に配置されているので、そうした色彩はいっそう強調される。この色調の大胆さとは対照的に画面のほかの要素は保守的に仕上げられている。バロック絵画に一般的な構想、ガブリエルが聖母の部屋に飛び込んできて驚かすというドラマティックな発想を注意深く避けているのである。

地上での場面と天井の場面を重ね、そして聖母と天使を共に恭しい態度で描いている。これは、スルバランがこの出会いを儀式風で厳かな雰囲気のものにしようと試みているようでもある。「受胎告知」という多くの画家たちが手掛けてきたこの題材に、彼は空間と人物の構成はそれ以前の様式によっているものの、彼独特の色彩を用いて生気と尊厳を与えているのである。

基本情報・編集情報

  • 画家フランシスコ・デ・スルバラン
  • 作品名受胎告知
  • 制作年1638年-1639年
  • 製作国スペイン
  • 所蔵グルノーブル美術館 (フランス)
  • 種類カンヴァス、油彩
  • 高さ261cm
  • 横幅175cm
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